御奉射と書いて「おびしゃ」と読むそうです。
こちらの大きな川沿いの町で毎年行われる、昔からの行事(神事)だと聞きました。
前回、自分が関わったのはは2015年。
自分の住んでいる地区の中には、十数軒ずつの班が8つあります。
毎年、順番に神様が班を移っていきます。
昨年、我が家に神様がきました。
今年、次の班の家に神様を渡します。
自分の班に神様が来るのは、8年に一度?で(計算が合いませんが、前回は2015年だったので)、自分の家に来るのは、60年くらいに一度だけです。
神様がいた家とその班が中心になって、この行事の準備をします。
昨年と今年は、コロナの影響で、簡単な行事になっていました。
しかし、それでも準備は昨年の暮れから始まっていて、今日がその行事の当日でした。
簡単な行事でない時は、神社でお酒を飲む行事もあって、とても準備も行事自体も大変でした。
今日は区民会館に10時集合で、神社に持って行くものの準備。
簡単な行事になったので3人で。
完成。
鶴亀がのった、宝来山(ほうらいさん)です。
これを持って神社に行って、神社にあずけておいた神様を持って帰り、3人で新しいしめ縄などに交換。
午後に神社に届けて、神事が始まりました。
写真中央にある、切下げ(白い紙)のついたしめ縄をはってある、小さな社が神様です。
ちゃんと家紋入りの提灯もあります。
ちなみに、しめ縄も、家紋入りの提灯も甘損で購入。
鶴の横に立っている、ロウソクはLEDロウソクで、甘損です。
限界集落にも次の日には甘損はやってきます。
この行事には班の全員が参加するのが正式でしたが、我が家と両隣の家が代表で参加。
一人の方は都内からこの行事のため、3連休にして帰ってきていました。
二人で、LEDで十分だよね、なんて言い、次に回ってきても、きっと誰も覚えていないだろうなぁ、なんて軽口をたたき。きっとこの行事もできるかどうかはわからないんじゃあないかな、なんて不謹慎な発言をしながらも無事終了となりました。
疲れた2日間でした。
昔からの地区の神事ですが、限界集落となりつつある現在、地区の大事な行事もいつまで続けることができるのでしょうか?
薪事は、薪棚から家の中に薪を入れただけの連休中日となりました。
そうそう、6時からのテレビを見なくちゃ。